小川のせせらぎや鳥のさえずりが聞こえる標高700メートルの山中で、キャンパーが自作のドラム缶風呂につかっていた。この森、「レンタル」している。
岐阜県東白川村で森林を貸し出すサービス「forenta」が盛況だ。2020年11月から開始し、57区画は全てが契約済みだ。利用者は200~300坪の区画に、拾った木々で小屋を建てたり、ブランコを作ったりしていた。
1区画の年間使用料は6万6千円。契約者は40代以上が大半で、東海地方を中心に東京や神奈川、京都の人もいる。名古屋市から月に2度は訪れるという長友由二さん(55)は「大人の秘密基地みたいで、今日は何を作ろうかとワクワクする。少年の心を持てる場所」と笑顔で話した。カモシカと遭遇したり、ホタルを観賞したりもできるという。
コロナ禍でキャンプの需要が…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル